就活・インターンの時代背景を紐解く①

就活・インターンの時代背景を紐解く①

こんにちは、バンカレスタッフのみぽです。

先日、校長に就活とインターンの歴史(時代背景)について勉強会を開いてもらったのですが、就活の仕方やインターンが誕生した経緯など、非常に興味深い内容だったので是非みなさんにも共有したいと思います。

まずは就職活動の時代背景について。Webなどがまだまだ発展していない時代、学生達はどこで情報収集をして、どのように就職していたか想像できますか?

生まれた時から携帯電話、SNS、ネットで自由に調べられる時代で生活している今の学生達はあまりイメージが湧かないのではないでしょうか。

現在はリクナビ・マイナビなど様々な媒体があり、誰でも自由に利用し、企業の説明会に参加したりエントリーできたりしますよね。昔は全く違いました。

それでは、早速時代背景を紐解いていきましょう!!レッツゴー!!

1970年以前:大学で就職先が決まる時代

1970年以前の学生達は大学のゼミから指定校推薦のような形で就職をしていました。なので、学歴が超大事!だったのです。「○○大学の○○ゼミは○○企業の推薦がある」という感じでゼミによって就職先が決まっていました。つまり、嫌な言い方になりますが、ランクが下の方の大学になると、大手の企業にはいけない・・・受けるチャンスすら与えられない時代だったのです。

1970年頃:リクルートが画期的な広告本を発行

1970年頃に(株)リクルートが創業し、もっと学生が自由に選んで受けられるようにしたいと、大学ごとにその大学を採用したい企業300社程を集め、企業からの招待という形で1冊の広告本を発行。それを大学生に配ることで、特定のゼミに入っていないと行けなかった企業がその大学にいると受けられる(企業側も幅広く学生を選べる)ことになりました。

その後、500社程が掲載されているリクルートブックを作成し、大学関係なく資料請求ができるようになりました。まだまだWEBの時代ではなかったので、当時はこの本の中から興味のある企業を探し、付属のハガキで資料請求をするというものでした。大学のランクによっては資料請求をしても資料を送ってもらえなかった方もいたようです。資料をもらうことさえ自由にできないって今では考えられないですよね。

2000年頃:リクナビが誕生し、誰でも自由に受けられる時代へ

2000年にリクナビが誕生したことで、学歴関係なく、企業請求ができるようになりました。

平等に受けるチャンスが与えられた時代へ突入です!!リクルートさまさまですね。

そして、ハガキの時代も終わり、Webで申請できるようになったのです。

採用の解禁日が変わる

2009年頃までは企業の採用活動が3回生の10月1日に解禁し、学生も企業側もじっくり就活・採用活動ができていたのですが、活動期間が長いがゆえに「学生が勉学に励めない!!」という理由で2010年頃から3回生の3月1日の解禁にずれこみ、内定も6月以降という決まりが経団連により定められました。

今まで10月から始めていた活動が5ヶ月後になったことで、企業側としても超短期間でしか学生を見る事ができなくなりました。経団連に属している多くが大手企業なので、属していないベンチャー企業などは解禁日以前に学生を囲い込むためインターンや採用活動をしていましたが、大手企業も優秀な学生と早目に接触をしておきたく、始まったのが短期インターンです。

企業は優秀な人材(学歴に限らず)を採用したいという思いが強いので、どうやって他社より早く学生と接触する機会をつくるかを試行錯誤しているのです。

まとめ

過去から遡ってみると、時代がすすむにつれて就活の方法や開始時期も変化しており、時代背景を知ると面白いですよね。

丸橋校長はリクルート出身なので、この手の時代背景にとても詳しく、勉強会でもすごく分かりやすく教えてくださり、一緒に参加したバンカレの学生達も真剣に聞いていました。

2021年からは経団連の協定が廃止になり、採用活動の開始時期が自由化になります。今年は企業も学生も混乱の年になるかと思いますが、早目に情報収集をしつつ、準備しておきましょう。

長くなってしまったので、インターンの歴史についてはまた次回にでもお伝えします。

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