短期インターンと長期インターンの違いってなに?

短期インターンと長期インターンの違いってなに?

BamboooCollege(バンブーカレッジ)略してバンカレblogをスタートします。京都で大学生活を過ごしている大学生に向けて、少しでも有益な情報を提供していきたいと思います。

第一弾はずばり!短期インターンと長期インターンの違いについて。です。

ここ数年で「インターン」という言葉が当たり前に飛び交うようになりました。でも、一口に「インターン」と言っても、実はけっこう定義が曖昧だったりします。

これは学生に限ったことではなくて、採用のプロ、企業の採用担当に聞いても、人によって言うことが違います。

ある企業では、2時間で終わる企業説明会のことをインターンシップと言いますし、みんなで無人島に行って2泊3日のサバイバルキャンプすることをインターンシップという企業もあれば、エンジニア社員と肩を並べて、半年後にリリースする予定のスマホゲームアプリ開発を一緒にすることをインターンシップという企業もあります。

この記事では、そんな曖昧な「インターン」の種類について解説していきます。

インターンシップの定義

ウィキペディアで「インターンシップ」を調べると下記のような説明がされます。

インターンシップ: internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと[1]。 商人・職人のための徒弟制度と似ているが[2]、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々である[3][4]略称として、インターンとも呼ばれる。 (出典:Wikipedia)

企業や労働に従事している期間のこと=インターンシップ としてしまうと、じゃあアルバイトとどう違うの?という話しになりますが、重要なのは「特定の職の経験を積むために」という部分です。

お金を稼ぐために労働に従事するのではなく、特定の経験を積むことを目的に労働に従事することをインターンシップと呼ぶようです。では日本に於けるインターンシップが「経験を積む」事に繋がるインターンシップかと言えば実態は異なります。

日本に於ける「インターン」の多くが、1DAYを含む「短期インターン」と呼ばれる種類のものになりますが、まずはこの短期インターンについて解説します。

短期インターンシップとは?

日本で「インターン」という言葉が一般化したのは、この短期インターンシップが普及した事が挙げられます。短期インターンシップとは何かというと、すごく乱暴に簡単に言ってしまうと「企業の新卒採用活動」です。

新卒一括採用という日本独自の慣習の中で、経団連が定める就活解禁日の指針というものがありました。2012年卒迄は3回生の10月1日から採用広報、4月1日から面接解禁。というスケジュールで進んでいた採用活動が、学業がおろそかになるというイチャモンから年々後ろ倒しされ、2013卒~2015卒では12月1日から採用広報、2016年卒以降は3回生の3月1日から採用広報開始、面接は6月1日からという指針にどんどん後ろ倒しが進んでいます。

採用する企業側から見れば、採用選考に宛てられる期間がこの10年弱でどんどん短くなってきたのです。学生からのエントリーを集める母集団形成期間も短期化する中で、苦肉の策として登場したのがサマーインターン=短期インターンです。

あくまでも選考ではなく「インターン」ですよ。という名目で、学生のリストを集める為に3回生の6月からサマーインターンの募集を開始し学生母集団を集めるという手段が2013卒の採用活動から一般化したのです。

学生の母集団を集める事を目的としたインターンですので、より多くの学生との接点を確保するため1DAYインターンや実質ただの会社説明会をインターンと呼ぶような形式だけのインターンが大半で、当然報酬も発生しないインターンが大半です。

このサマーインターンの慣習は経団連による採用スケジュール指針が撤廃され、採用活動が通年化した2022卒向けの現在でも続いています。

徐々に広がり始めた長期インターンシップ

企業の新卒採用活動の一環で普及したサマーインターンシップ=短期インターンとは異なり、本来の経験を積むために労働する長期インターンシップもここ数年で広がりを見せています。

新卒採用を目的とせず、日々社員が行うような業務を優秀な大学生に手伝ってもらう事を目的にした実務型のインターンシップが長期インターンシップ。期間も最短で1カ月~期限を設けずに長期にわたって実務を継続し、対価として報酬も発生する事が長期インターンの特徴と言えます。

近年の圧倒的な人手不足を背景に東京を中心に一気に広がった長期インターンですが、関西や京都、地方都市ではまだまだ普及していないのが現状と言えます。※詳細は校長ブログの「学生の街 京都の寂しい長期インターン事情」 の記事でも触れていますので合わせてごらんください。

簡単に短期インターンと長期インターンの違いをまとめてみました。

同じ「インターン」でも、短期と長期で、期間も内容も対象も報酬も全く異なります。
まずはこの「短期インターン」と「長期インターン」の違いをしっかりと理解して、今の自分に合ったインターンを探すことが重要となります。

まとめ

いかがでしたか?この記事では短期インターンと長期インターンの違いについて簡単にご説明しました。

ご覧いただいているバンカレでも長期インターンを随時募集していますが、短期と長期の違いをよく理解しないまま「就活」のつもりで応募される学生の方も少なからずいらっしゃいます。もし上記ご理解いただいたうえで、バンカレで長期インターンやってみたい!という方は是非お気軽にご応募ください。

それではまた!