就活・インターンの時代背景を紐解く②

就活・インターンの時代背景を紐解く②

こんにちは、バンカレスタッフのみぽです。

前回「就活・インターンの時代背景を紐解く①」で就職活動の歴史(時代背景)について書いたのですが、今回はインターンの歴史(時代背景)を紐解いていきます。歴史といっても就活の話ほど過去に遡らず、ここ10年ほどの内容になりますが、ご了承ください。

では早速、紐解いていきましょう!前回同様に・・・レッツゴー!!!

2009年以前のインターン

就活・インターンの時代背景を紐解く①」で書いたように、2009年頃までは3回生の10月から採用活動が解禁され、比較的卒業まで時間がある中で学生も企業も活動をしていました。

この解禁という時期も、大手企業が属している経団連が定めている時期であり、経団連に属していないベンチャー企業は解禁前の夏頃にインターンをし、学生と早めに接触する機会を設けていました

その理由としては、優秀な学生を採用したいから!!です。大手企業と同じ時期にスタートしては、大手の方に学生が集まり、優秀な学生は取られてしまいます。ですから、大手より先にベンチャー企業は学生と接触する機会をつくる必要がありました。

大手が始めたサマーインターン

2010年頃、経団連は採用活動の解禁を3回生の3月に後倒し、かつ6月以降しか内定を出せないように変更し、企業も学生も短期間で活動をしなければならなくなりました。

企業としても、もう少し早く学生と接点を持つ為、大手企業は「サマーインターン」と呼ばれる7月・8月頃にある短期インターンを始めました。

採用活動ではないという位置付けですが、ここである程度優秀な学生に目星をつけておき、本格的な採用が始まれば案内したりします。

大手の短期インターンに対するベンチャー企業の次なる手

今まで夏頃にインターンをしていたベンチャー企業は大手が同じ時期にインターンをし始め、正直困りました。

これではまた大手に負けてしまうと・・・

そこで、大手より早めに学生を取り込む次なる手として、さらに時期を早め、

学生が1回生からでも参加できる長期インターンを始めました。ベンチャー企業は割合的に東京に多い為、東京の方がインターンを募集している企業が多いのが現状です。

2015年頃、超絶売手市場到来

この時期になると、第3次ベンチャーブームでもあり、人材業界では「超絶売手市場」でした。

「超絶売手市場」とは、いわゆる企業が募集しても人を採用できないほど、人を採ることができない猫の手もかりたい状態の事です。新卒だけでなく中途採用もしかりです。そこで誰の手をかりるか・・・昔働いていた主婦?シニア?アルバイト?

結局、優秀な学生に教えて働いてもらった方が早いのでは?となり、長期インターンとして、経験を積ませて働いてもらう東京の大手ベンチャー企業が出てきました。

このような経緯で長期インターンが増え、短期に続いて長期も主流になってきたのです。

まとめ

時代背景をみていると就活とインターンは繋がっていて、その時代に起きた状況に応じて就職・採用活動も変化してきたことがよくわかります。コロナで売手市場ではなくなっているので、この状況の中採用を勝ち取る為に1・2回生からインターンを経験する人がますます増えるかもしれないですね。

「就活・インターンの時代背景を紐解く①・②」を読んでいただきありがとうございます。少しでも興味を持って読んで頂けていたら幸いです。

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