校長Maruの裏の顔

校長Maruの裏の顔

はいどうも。
今僕はPomto(㈱)という20代第二新卒を対象とした転職エージェントの会社の代表と、今ご覧いただいているバンカレの運営を行っている ㈱京都ヒトノコト研究所 という会社の代表とふたつの会社の代表を務めているのですが、実はもうひとつ裏の顔があります。

それは週末の少年野球チームの監督業です。

ほぼ全ての土日祝は朝から夕方まで、どっぷり少年野球にはまっています。

僕自身は小中高と丸10年間野球をしてきましたが、たいして強いチームでやった事もないですし、弱小チーム内でちょっと上手い選手という感じでしかなかったのですが、そんな自分が少年野球で小学生を相手に野球を教えて初めてもうまる7年になります。

正直僕は現役時代野球が好きではなくて、髪の毛伸ばせないし、なんかダサいし、遊べないしと辞めたくて辞めたくて仕方がなかったのですが一度始めたことだから10年やってみようという意地でやり切りました。高校野球の最後の大会が終わった後はすさまじいほどの解放感で、そのまま大学生活に突入して自堕落な日々を送ってしまいました。詳しくは初代校長 Maru の自己紹介 の記事をご覧ください。

そんな僕が今なぜか少年野球にはまっているのですが、はまっている最大の理由は”小学生のすさまじい成長速度”に刺激を受けまくっているからです。

逆上がり理論というのをご存じでしょうか?逆上がりはちょっとづつできるようになるのではなくて、何度も何度も挑戦していると突然できる瞬間が訪れる。一度その瞬間が訪れると、その感覚を自分のものにして当たり前のように何度でも逆上がりができるようになる。という理論なのですが、小学生と接していると日々これが起こります。

小学生なのではっきり言ってみんな入部してきたときはメチャメチャヘタクソでただのボール遊びの域を出ないのですが、ほんの数年で、立派な「野球選手」へと成長を遂げます。何度も何度も何球も何球も同じ練習を繰り返しているだけで大人では考えられないような成長を遂げていきます。

そのエグイ成長を目の当たりにしていると、教える立場の自分も今のままで甘んじていてはいけないと、彼らの成長速度に負けないように成長し続けないといけないとお尻を叩かれている気がするわけです。

野球チームの監督ですが、監督の僕の仕事は野球を教える事ではありません。野球を教えるのは、大学や社会人等高いレベルで野球をやってきたコーチ陣に全てをお任せしています。

では何を教えるのか?何を伝えるのか?

ヒトとして大切な事。つまり「生き方」です。

なんかかっこいいこと言ってすいません。でも本当にそうなんです。

・元気に挨拶すること
・目標を決めて努力しつづけること
・チームメンバーへの気遣い
・道具を大切にすること
・諦めないこと
・ミスしても下を向かずに前を向くこと
・全力を出し切ること
・勝負にこだわること
etc

そんな、野球だけでなく、これから先の人生を生きていくうえで絶対に必要となる事の土台を養えるように、毎週末を捧げているわけですが、正直楽しくて楽しくて仕方ないんです。

「のめり込む」体験が未来に繋がる

野球でも、他のスポーツでも、スポーツじゃなくても、この何かに「のめり込む」という体験は本当に貴重な体験だと思っています。適当にやっていて試合に勝ってもちょっとしか嬉しくない。でも、本気でのめり込んで、努力して手に入れた勝利は心が震えるほど嬉しかったりします。逆に、負けてしまうと心の底から悔しい。この「心が揺さぶられる」体験って、癖になるんです。

「心が揺さぶられる体験」を重ねている人は、仕事でも同じような体験をしたくなります。ただ生活の為に、与えられた仕事をこなすだけでは物足りなくて、目標を決めて努力を重ねて達成感を得たい。結果的には周囲にも評価され、良いキャリアを積み重ねていける傾向が強い。

大学時代に体育会で本気でスポーツに打ち込んでいた学生や、「ガクチカ」のレベルが高い学生が就職時に企業から人気なのはこの点です。大学の偏差値レベルを人事が評価するのも、その大学にいる事ではなく偏差値の高い大学に目標を定めて受験勉強を積み重ねてきた過去の努力の実績を評価しているわけです。

一方で、高校時代まで受験も含めて「何かに全力で打ち込んだ経験」がありながら、大学生活では何か物足りなさを感じつつも惰性的に毎日を過ごしてしまう人も多くいます。かくいう僕もそうでした。

高校時代までって、何に打ち込めばいいかが明確なんです。スポーツも受験も。野球部であれば甲子園を目指す。受験であれば、狙っている大学に合格する。その為に何をやる必要があるのかは全て大人が指示してくれます。

でも大学生になると誰も指示してくれない。自分で決めなきゃいけない。「自分の意志で、自分で目標を決める」という行為がめちゃめちゃ難しい。「決断」という字は「断つものを決める」と書きますが、何か目標を定める決断をすると、他の「何か」を捨てる事になるわけです。でもそこまで覚悟を持てるほどの知識や想いもない。だからみんなやりたいこと探しの旅に出てしまう。これってとてももったいない事だと思います。

バンカレが「のめり込む」を提供します

バンカレでは「3カ月単位のビジネスプロジェクト」を軸にしたキャリアスクールです。目標と期間を明確に定めたビジネスプロジェクトという形態をとるため、他の何かを犠牲にすることなく3カ月という期間で目標を追いかけます。

甲子園大会があれほど熱狂を生むのも「最後の夏」という終わりが決まっているからこその熱狂であるように、何かに「のめり込む」という体験は、最後が決まっているほうが絶対に分かりやすい。長期インターンは一般的に期間を定めず、明確な目標も設定せずに日々の業務に取り組むことが多いので「のめり込む」まではいかないことが多いのですが、バンカレではあえてキャリアスクール内でのビジネスプロジェクトという形態をとる事で長期インターンより参加しやすくて成長できる環境を提供する事にしています。

色々なプロジェクトをご用意してご参加お待ちしてますよー。

それではまた。グランドでお会いしましょう。