【就活生必見】業界研究の調べ方と情報収集方法をご紹介!
夏休みが始まると各社のサマーインターンシップ選考も本格化し、大学3回生の皆さんは、ES(エントリーシート)やWebテスト対策、グループディスカッション、面接など忙しい日々を送ることになるのではないでしょうか。
就活が始まると「自己分析」「企業研究」「OBOG訪問」「筆記試験」「面接対策」など事前にやっておくべきことが山ほどありますよね。
しかし、その中でも最初に取り組んでおくべきこととしておすすめしたいのが「業界研究」です。
業界研究をやった方が良いのは分かっているけど、何をすればいいのかわからない。
どこまで理解しておけばいいのか分からない、という就活生の悩みは数多く聞きます。
今回はこれから就活を控える大学3回生の方、早めに就活準備をしておきたい大学1・2回生の方へ業界研究のやり方を徹底的に解説します。
ぜひ就活対策の参考にしてみてください。
なぜ就活で業界研究が重要なのか
まずはじめに何故、あまたある就活準備の中から業界分析をはじめにやったほうがいいかご説明します。
そもそも大学生の皆さんは世の中にどんな業界があって、どんな働き方なのか、やり甲斐は何か、といったことを把握しているでしょうか。
恐らくほとんどの人が業界知識がほとんどないまま、就職活動に突入することと思います。
もし自分が知っている会社、知名度の高い会社、就活の人気ランキング上位の会社から志望先を決めようとしているのであれば、少し注意が必要かもしれません。
世の中には何百という数の業界があります。皆さんが知っている会社は、たくさんの業界の中の1つの業界、さらにその中の数社に過ぎないのです。
今後の社会人生活を左右する新卒入社先を目についた会社から選ぶのは勿体無いですよね。
自分の可能性を広げるためにも、少なくともどんな業界があって、どんな仕組みで動いているのかは知っておいたほうが良いでしょう。
色々な業界を知った上で気になる業界・企業を見つけていく方が本当に自分に会った会社に近づけるはずです!
業界研究のやり方!抑えるべきポイントは!?
ここでは具体的な業界研究のやり方と押さえておくべき必須情報を順番にご紹介していきます。
①世の中にある業界を知る:業界分類・一覧
区分の仕方にもよりますが、日本国内には、大きく120を超える業界があると言われています。
もちろん、全ての業界を一から調べていては時間が足りません。
まずは、業界地図などの就活本や就職情報サイトを通じて、業界の全体像をざっと確認して、気になる業界をピックアップしてみましょう。
ただし、自分の興味のある業界だけに絞ると生活に身近な業界だけに限定されてしまう恐れがあります。
単に知らないだけで、知ったら興味を持つ業界も出てくる可能性は多いにあります。
そこで、別の切り口で気になる業界をピックアップする方法もおすすめです。
例えば、ニュースで話題になっている会社の業界を調べてみる、友達が気になると言っていた業界について調べてみるなどです。
②業界の全体像を掴む:市場規模・ビジネスモデル
調べる業界が決まったら、各業界の全体像を掴みましょう。この時抑えておくべきなのが、各業界の市場規模とビジネスモデルです。
ビジネスモデルは、細かく調べると各社の商品・サービスによって変わってきますので、ざっくりとどんなサービスを提供して誰からお金をもらっているのか、どんな費用がかかるのか押さえておくと良いでしょう。
市場規模とは、経済用語の1つで、業界の経済規模を示します。その業界でサービス提供をしている以上、基本的には市場規模のシェアをどのように各社で取り合うかという論点になります。
会社の売上や成長性を考える上で市場規模を押さえておくことは重要です。
③業界内の勢力関係を掴む:売上高・利益・成長率
次に業界を代表する会社数社の売上高や利益、市場シェア、成長性を確認してみましょう。
皆さんが名前の知っている会社の多くが登場すると思いますが、数値で押さえておくことでどれだけ業界内での立ち位置がよりクリアになるはずです。
また、単年度だけではなく、過去の経営成績の推移を確認すること各社の成長性も確認できます。
業界シェアは高いけど成長は鈍化している会社、業界では4番手だけど成長スピードが早い会社、など現状の勢力図が見えてくると思いますよ。
④業界を取り巻く環境を知る:業界動向・市場推移・トピックス
業界をとりまく外部環境を押さえておくことも大切です。
外部環境のおかげで業界全体が成長していることが分かったり、逆に外部環境の影響で業界全体が衰退している場合もあるでしょう。経営を左右するこうした時事情報やトピックスに敏感になっておけば、各企業の事業戦略や課題なども自ずと見えてくるはずです。
ここまで理解した上で、企業面接に臨めばしっかりと会社のことを調べていいる人物と評価してもらえるでしょう。
逆にこのような業界動向を知らずに単一の企業研究から入ってしまうと、部分的な知識に偏ってしまいます。そのため、業界研究は重要といえます。
業界研究に役立つ5つの情報収集方法
では次に、業界研究に役立つ情報収集手段をご紹介します。
①業界地図・就職四季報
日本経済社などが出版している業界地図、東洋経済新報社が発行している就職四季報は、業界研究に必須の本です。
業界地図には、各業界の市場動向や勢力図、儲けのカラクリなどが図解でわかりやすく解説されています。
就職四季報は、各企業の経営成績・採用実績が細かくデータ化されています。企業の売上高・営業利益や過去の推移を知りたい時に役立つでしょう。
②各業界団体のHP
各業界団体HPも業界研究に有益な情報が多数掲載されています。
業界団体の調べ方が分からない方は、業界地図を参考にしましょう。業界地図には、各業界の「オススメ情報源」として業界団体HPが掲載されています。
業界をとりまく各種統計データや業界の仕組み、歴史など網羅的に掲載されているので、2,30分目を通すだけでもかなりの情報が取得できるでしょう。
③就職情報サイト
就活お役立ち情報サイトには、業界研究コンテンツが用意されていることが多く、短時間でざっくりと概観を知りたい時におすすめです。
④新聞・ニュース
新聞やニュースの経済時事は、業界動向・トピックスを知るのに有効です。
業界の追い風になるであろうニュースもあれば、業界の成長を阻むような事件などのニュースもあるかもしれません。
大事なのは、ニュースの知識だけに終わらせず業界に与える影響を自分なりに考察することです。
⑤インターンシップ
インターンシップには1dayインターンなどの短期型と有給インターンシップのような長期型がありますが、より業界の詳しい働き方を知りたい場合は、長期インターンがおすすめです。
実際に気になる業界の仕事に取り組んでみることで、求められるスキルや人物像が分かるだけでなく、実務を通じてスキルアップすることも可能です。
アルバイトの代わりに有給インターンシップに参加してみても良いでしょう。
最後に
業界研究の重要性・具体的なやり方はお分かり頂けたでしょうか。
もちろん、業界研究ばかりに時間を費やしていては他の準備ができないと思いますのである程度並行で進めていく必要はあります。
しかし、業界研究といってもちょっとした移動時間に調べたり、1日30分時間をとって取り組むだけで1ヶ月もあれば、かなりの情報を得られるはずです。
しっかり業界研究をやっておけば、志望動機やESの作成、面接にも自信を持って取り組めると思います。
ですので、ぜひ手を抜かずに取り組んでみてくださいね!
LEAVE A REPLY