リクルーター面談で若手社員を攻略する2つのポイント
こんにちは! 最近サマーセールのせいで金欠のインターン生杉田です。
ところでみなさん、リクルーター面談って知っていますか?
リクルーター面談とは、優秀な学生を早期に絞り込む・囲い込むために行われる面談です。リクルーターと呼ばれる若手社員(20~30代)と学生(1~3名)がカフェ等で面談をします。就職活動の後ろ倒しによって、企業は学生をじっくり吟味できません。そこで、リクルーター面談という形をとることで、優秀な学生にアプローチしようという意図があります。
賢者の就活「リクルーター面談とは何か?選考突破のための5つの秘訣」(https://kenjasyukatsu.com/archives/2071)
このリクルーター面談を私も何回か経験したことがあり、確かに表向きはOB訪問のようにカジュアルなものですが実質的には選考であることが多かったです。なぜ選考であることがわかるかというと、以下の理由があります。
- 事前にESの提出を求められる(添削やアドバイスをしてくれることも◎)
- 学生1人につき1~2人の若手社員がつき、勤務中の貴重な時間を割いてくれている
- 「今の段階でいいから簡単な志望動機を教えて」など面接のような質問をされる
- リクルーター面談後に特別選考に呼ばれる
なかには「※これは選考とは関係ありません」とわざわざ書かれているものでも実はがっつり選考だったこともありました。なのでこのリクルーター面談で落とされることもあります。企業が表向きは「選考要素なし」と謳っているので、明確に不合格を言い渡されることはないのですが、本選考のESで落とされたりカタチだけの一次面接を受けさせられたりします(みん就談)
そんな本選考よりはカジュアルなリクルーター面談ですが、私は大得意でした。本選考の面接では数多く落とされましたが、実はリクルーター面談で落とされたことは一度もありません。いくつかの大手企業の特別選考や早期選考ルートに乗ることができましたし、リク面後も仲良くなって他社のESを見てもらったりしていました笑
この記事ではそんな私がリクルーター面談で意識していたことを2つのポイントにまとめて紹介していきます。
その① かわいーく素直な学生を演じる
結論から言うと、私はかわいーく素直な学生になることを意識して、社員の方にとって息抜きになるようなコミュニケーションを心がけていました。普通の「かわいい」ではなくあえて「かわいーく」と言っているのはその人の人柄とか雰囲気の良さを重視しているからです。初対面の人にポジティブな与えるには少し露骨なまでの「かわいーく」くらいがいいと考えています。
……誤解を招いてしまっているかもしれません。具体的には、
「背伸びせずにわからないことはわからないときちんという」「相手の目を見て話を聞く/話す」「話を遮らない/否定しない」「自分の考えを言葉にして伝える」「常にリスペクトを持って話す」「ニコニコしておく」
など人あたりが良さそうに見せることを最初から最後まで意識していました。なぜならリクルーター面談は面接とは違って、自分をアピールする場というよりも一緒に働きたいかどうかが基準だからです。そしてそれを見極める裁量は目の前にいる社員に委ねられています。なので自分を魅せることを意識するのではなく、相手ベースでコミュニケーションをとっていく方が通過率はグンと上がります。
また、面談後にはその日のうちにお礼のメールを送り、ネットに載っているようなテンプレは一切使わず、学んだことや感じたことを自分の言葉でしっかりと伝えるようにしていました。最後までかわいーく素直でいることで
「一緒に働いたらかわいい後輩になってくれそう」
と思ってもらえたらリクルーター面談はちょちょいのちょいです。
その② 熱意を準備する
かわいーく素直な学生でいることも大切なのですが、社会人が時間とお金をかけて会ってくれている限りリクルーター面談は選考なので、その企業に対する熱意を持っているかどうかも見られます。その熱意をわかりやすく示すものって何になると思いますか。そうです、企業研究と自分がその企業で何をしたいのか語れることです。
私がやっていたことは、
- 企業の重点領域をチェック
- 担当社員の部署がわかっている場合はどういう仕事をしているかHPでチェックして想像する
- その企業が社会において与えている/受けてる影響を知るために日経電子版/ネットの記事で調べておく
- 逆質問を最低5個は用意して、順位づけをする(時間内にすべて聞けるとは限らないので)
- その企業で何をしたいのか考えておく
以上の5つになります。これらをA4の用紙に殴り書きをしてから、リクルーター面談用の小綺麗なノートに写す作業をしていました笑
基本的にこの5つさえ準備しておけば滞りなく面談を終わらすことができます。社員の方のお話を聞いて「それって〜ということですか?」を適度に挟みながら企業研究の結果と現実とのすり合わせをしていました。同じく、逆質問に関しても自分の考えと現実とのギャップを埋めるためにある程度の仮説を立てておくことを意識していました。
かわいーく素直な学生を演じながら、会話の中で熱意を垣間見せるバランスが大事です!
※体感として5つ目はリク面の段階では重視されていないと感じましたが、企業によって評価は変わってくるのでワンキャリアなどの体験記を参照してください!
まとめ
2つのポイントに簡単にまとめてみたのですがいかがだったでしょうか。振り返るとリクルーター面談はわかりやすい学生が好まれたのかなと思います。まじめで、素直で、愛想のいい学生が結局一番わかりやすくて若手社員も推薦しやすいのではないでしょうか。ちなみに私がこの3つを備えていたとは言い切れなくて、おそらく事前に準備してノートにまとめていたり、わからないことはわかるまで聞いていたり、場を和まそうと笑いのチャンスを伺ったりしていたのが結果を残せた要因かもしれません。
面接ほど堅苦しくなく、それでも選考要素があるリクルーター面談に対してどういう心持ちでいけばいいのかわからない就活生がいれば、とにかくかわいーく素直にまじめに向き合うことをおすすめします…!
以上、自分の実体験から考えるリクルーター面談の攻略方法でした!