自己分析で導き出すべきたったひとつのこと
どうもお久しぶりです。校長です。
うちのインターン生でも就職活動が本格化してくる学生が増え、自己分析に悪戦苦闘している光景を見る機会が増えてきました。この記事では、その「自己分析」のGoalについて考えたいと思います。
というのも、モチベーショングラフ書いたり、他己分析をお願いしてみたり、
自分ってどんな人間なんだろう?
自分の本当にやりたい事は何なんだろう?
自分が嬉しい瞬間って何だろう?
自分はどうなりたいんだろう?
なんて考えたところで、
「だからなに?」という終わりのないループに突入するだけなんです。
じゃあ「自己分析」ってどこに辿り着けばGOALなんだろう?という事なんですが、
答えはひとつで、
「あなたが就職(就職活動)をする理由=意味」を明確に言語化する事。
これに尽きます。はい。
逆にここを言語化できていなければ、
「志望動機」で悩んではいけない の記事で書いたように受ける会社毎に一生懸命志望動機をひねり出す事になります。
ではなぜ【「あなたが就職(就職活動)をする理由=意味」を明確に言語化する事。】が大切なのか?を解説していきます。
べつに就職しなくてもよくない?
小学校を卒業したら中学に進む、中学を卒業したら高校に進む(就職する人もいますが)、高校を卒業したら大学や専門学校に進む。大学を卒業するから次は就職。多くの大学生が、それをあたりまえのレールと捉えて皆が始めるから就職活動をスタートしているように思うのですが、義務教育は中学までなので実は高校以降の進路は自由なんです。義務じゃない。
特に、大学を出て就職する。その為に就職活動する。というのはあくまでひとつの選択肢のはずで、その選択を選ぶ意思決定をしないまま就職活動を始める人が多いように思います。
だから、いきなり自分は何がやりたいんだろう?どんな業界に進みたいんだろう?どの会社が自分に合うだろう?から思考をスタートするのですが、本来はその前段階の「なぜ就職(就職活動)するのか?」から意思決定する必要があります。
お金を稼ぐため。を理由にする人が多いですが、
お金を稼ぐ手段は今の世の中無数に存在します。
自分で事業を始めるのも簡単にできる時代ですし、
トレーダーやネットビジネスなどでも自分が生きる資金を稼ぐ分には難しくありませんし、
バイトでもその気になれば生活費は十分に稼げます。
額を考えればキャバクラやホストなど夜の水商売も、稼ぐという点では十分アリです。
でもそれはしたくない。そうじゃない。
じゃあ「なんなんだ?」という話しです。
そこを言語化しないといけない。
就職しなきゃいけない。就職活動しなきゃいけない。
その呪縛から一度自分を解き放ってみて、
沢山ある進路の選択肢を並べてみた時に、
でもやっぱり就職(就職活動)する。
その意思決定の背景の根っこに、「自己分析」で導き出すべき答えがあります。
大学を卒業するまでは「学生」という身分ですが、
大学生を卒業する瞬間に「社会人」になる事は決まっています。
※社会人ってなんなの?はまた別記事で。
社会に出るにあたって、自分はどうありたいのか?どうなりたいのか?
その為の手段として「就職」があり、
どんな業界、どんな職種、どんな会社であればそれが実現できそうか。
それを見極める為の業界研究・企業研究なわけです。
抽象的過ぎてよくわからない。という方も多いと思いますので、具体例はまた別の記事でどんどんお伝えしていきたいと思います。
自分にとっての意味を言葉にする大切さ
相談を受けているとたまに、やりたいことの言語化だけが明確で自分にとっての意味を紐づけてない方が多くいらっしゃいます。
例えば分かりやすい例を出すと、
「世界から貧困をなくしたい」
「世界から戦争をなくしたい」
「カンボジアに学校を創りたい」
などです。
その想いはとても崇高で壮大な事で結構な事なのですが、
なんで?ほんとに思ってるの?と問うと一気にボロが出る方がほとんどです(全員じゃないよ)
例えば、
A君:世界から貧困をなくしたいんです
校長:なんでそんな事思うの?
A君:世界では毎日〇〇人が飢えで餓死している子ども達がいるんです。それを何とかしたい。
校長:なんでそれを何とかしたいの?
A君:日本は恵まれていて、そのことに気づいてない人が多いんです。多くの人が世界の現実を知れば・・・
こんなやり取り。めちゃ多いです。極端な例ですが。
何が言いたいかといえば、世界中で貧困で亡くなる方が多いのは事実かもしれませんが、それは一般論やただの事実であって、A君の話しではないわけです。A君のストーリーと世界の貧困のつながりが全くない。あくまでA君にとってなぜそのテーマが重要なのか?という点がごっそり抜けている。そのごっそり抜けている部分が本来求められている部分なわけです。
まとめ
いかがでしたか?伝わりましたか?
既に就職活動を終えた人的には「そうそうそう。」と思ってもらえる人が多いかもですが、いままさに就活中のヒトや、これから就活で自己分析中の人は「よく分からない」「意味は分かるけど、私の場合はどうなるの!」と悶絶する人も多いでしょう。
具体的なケース事例は今後別の記事で紹介していきますが、正直どれだけケース事例を見ても「自分とは違う!」となってしまうのが大半かと思いますので、もし自分の場合はどうなるの!を本気で悩んでいるという方は是非個別キャリア相談にお申し込みください。
それではまた。
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